仮想通貨にはたくさんの種類があるため、ビットコイン以外の銘柄に投資してみたいと考える人もいると思います。
ビットコイン以外の仮想通貨を「アルトコイン」と呼ぶのですが、中には将来性が期待できるものや技術的に優れているものがたくさんあります。
この記事では、そんなアルトコインとビットコインの相場の連動性について詳しく紹介していきます。
ビットコインとの関係性を知っておくことは、今後のアルトコイン投資において大きな武器になるでしょう。
「アルトコインって何?」という方や「アルトコインの特徴を詳しく知りたい」という方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。
アルトコインの概要
アルトコインはAlternative Coinの頭文字をとった略称であり、ビットコイン以外のすべての仮想通貨を指します。
アルトコインはビットコインの欠点を改善したり、特定の機能に特化したものが多いです。
アルトコイン(Alternative Coin)とは、ビットコイン以外のすべての仮想通貨のこと
ビットコインとアルトコインの相場の関係
ビットコインとアルトコインの関係として一番重要なのは、”ビットコインとアルトコインの価格は連動する傾向がある”ということです。
つまり、ビットコイン価格が上昇するとアルトコインも同様に価格が上昇しやすくなり、ビットコイン価格が下落するとアルトコインも同様に下落しやすくなります。
価格の連動は様々な要因が組み合わさった結果として起こるため、一概に要因を断定することはできません。
ですが一般的に有力な説として、ビットコインは市場で最も多く取引されており、ビットコインを基軸として取引されるアルトコインが多いため、このような現象になりやすいと考えられています。
ビットコインとアルトコインの価格には連動性がある!
相場が連動する要因
ビットコインとアルトコインの相場が連動する傾向にあるのは、以下が要因として考えられます。
- ビットコインは仮想通貨市場の基軸通貨であること
- ビットコイン建てでアルトコイン取引が行われること
- ビットコインは市場心理に影響を与えること
基軸通貨としての役割
ビットコインは仮想通貨市場で基軸通貨としての役割を持っています。
これはビットコインは仮想通貨の中で最初に作られた通貨であり、時価総額が最大であることが理由です。
仮想通貨市場全体で見ても、ビットコインの時価総額は58%と半数以上を占めています。
さらにビットコインは取引量も最大規模のため、市場全体の指標として機能しています。
ビットコイン建ての取引
実は、アルトコインの売買は法定通貨を介して行われているわけではありません。
ほとんどの取引所では、アルトコインはビットコイン建てて取引されています。
法定通貨でビットコインが買われ、そのビットコインでアルトコインが買われているのです。
ビットコイン建てで取引される理由は、ビットコインが基軸通貨であること以外に次のようなものがあります。
- ビットコインを利用すると、銀行よりもスムーズに入出金できる。
- ビットコインは取引量が多く流動性が高いため、アルトコインよりも安定して取引できる。
- アルトコインの開発者は、初期費用や開発資金をビットコインで調達していることが多い。
アルトコインの種類や相場の状況によって割合が異なるため、完全に連動するというわけではありませんが、ビットコイン建ての取引は価格動向の連動性に大きく影響していると考えられます。
市場心理に与える影響
ビットコインは時価総額1位の仮想通貨であり、圧倒的な知名度を誇っています。
まさに仮想通貨の顔であるためメディアなどで露出される機会も多く、頻繁に注目の的になります。
そんなビットコインが市場に与える影響は、言わずもがな絶大です。
仮想通貨市場の空気感は、ビットコインの価格動向によって決められているといっても過言ではありません。
センチメント:投資家の市場に対する、強気や弱気などの心理のこと。
ビットコインの価格が上がっているときは「どんどんいけー!」という雰囲気になり、価格が下がっているときは「もう終わりだ…」という雰囲気になるとイメージすると分かりやすいでしょう。
✅ビットコインの価格が上昇すると、投資家は強気になり、アルトコインにも積極的に投資します。
✅ビットコインの価格が下落すると、投資家は弱気になり、アルトコインへの投資をためらいます。
ビットコインの価格動向は、アルトコイン投資家の行動に大きな影響を与えるのです。
相場連動性の分析
ビットコインとアルトコインの価格に連動性があることは、ここまでお伝えしてきた通りです。
ですがもう少し掘り下げて分析してみると、面白い関係が見られるのでご紹介します。
- トレンドの発生時期の違い
- ボラティリティの大きさの違い
- ビットコインの影響を受けない場合
トレンドの発生時期の違い
ビットコインとアルトコインのトレンドは連動する傾向にありますが、発生時期に多少の差が見られます。
ビットコインの初動が他のコインよりも先行し、ビットコインが落ち着いてからアルトコインのトレンドが発生することが多いです。
赤丸は相場が大きく変動した箇所ですが、ビットコインとイーサリアムに若干のズレがあるのが分かると思います。
時期がズレる要因としては、ビットコインからアルトコインに資金が流入してくることが考えられます。
ビットコインが上昇したら利益確定されますが、その資金の一部はアルトコインに再投資されるのです。
相場に絶対はありませんし、必ずしも時期がズレるというわけではありませんが、短期投資を行う際に参考になるかもしれません。
ボラティリティの大きさの違い
価格動向が連動するといっても、上昇率まで連動するわけではありません。
一般的に、ビットコインよりもアルトコインの方が価格変動率(ボラティリティ)は大きくなります。
上の画像は、2020年以降のビットコインとイーサリアムの価格変動率(%)を示したものです。
ビットコインに比べて、アルトコインであるイーサリアムの方が上昇率・下落率ともに大きいことが分かります。
アルトコインは時価総額が低く、大口取引による影響を受けやすいため、ボラティリティが大きくなると考えられています。
ボラティリティの大きさを利用して取引する場合は、短期間で大きな利益狙える一方で大損失を被るリスクがあることを覚えておきましょう。
価格動向は連動するが、アルトコインの方が価格変動率 (ボラティリティ)が大きい。
ビットコインの影響を受けない場合
アルトコインは膨大な数が存在しますが、それぞれ1つ1つにコンセプトがあり、目的や使用用途が異なります。
そのため、アルトコイン価格はプロジェクトの進捗やアップデートによって大きく影響を受けるのです。
他にも、トレンドや取引所への上場、インフルエンサーの言及など、外部要因による影響を強く受けます。
- ETFの申請・承認
- SNSやインターネットのトレンド
- 有名取引所への上場
- 著名人の言及
- 関連企業のニュース など
例えば、イーロン・マスク氏がX上で柴犬関連の発言をすると、柴犬に関係のあるドージコインと(DOGE)やシバイヌコイン(SHIB)が高騰したりします。
また、世界最大手の取引所Binanceに上場するとそのコインは上昇する傾向があり、「バイナンス効果」という名前までついていたりします。
こういった外部要因によってアルトコインの価格が変動する場合は、ビットコインのトレンドの影響をあまり受けません。
ビットコインと特定のアルトコインが明らかに反対の動きをしているときは、何かしらそのコインに関するイベントがあったと捉えて間違いないでしょう。
アルトコイン投資におすすめの取引所
アルトコインはさまざまな仮想通貨取引所で取り扱われていますが、中でもおすすめなのはコインチェックです。
コインチェックで取り扱われている銘柄は31種類あり、国内取引所でトップクラスの数を誇ります。
画像:コインチェック
コインチェックは東証プライム上場マネックスグループのグループ会社で、さらに金融庁登録済であるため信頼できる取引所です。
コインチェックの特徴
✅東証プライム上場マネックスグループのグループ会社で安全性が高い
✅金融庁登録済であるため信頼できる取引所
✅アプリは誰でも直感的に操作しやすく、初心者から上級者まで幅広く使われている
✅アプリのダウンロード数は600万を超えており、5年連続国内No.1
仮想通貨はまだまだ発展途上で、将来性も明るいため、早めに参入することで先行者利益を狙うことができます。
初めて仮想通貨に投資するという方は、コインチェックで挑戦してみましょう!
これで解説は以上になります。
この記事で紹介した内容はあくまで傾向であり、必ずしも従うわけではないことはご注意ください。
ここまで読んでくださりありがとうございました!