みなさんは”マイニング”という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
マイニングの知識があれば、ビットコインが値上がりするタイミングを読むことができたり、半減期といった一大イベントについて理解しやすくなります。
そして何より、仕組みを知っているとビットコインに安心して投資できるようになります。
ここでは、初心者さんでも概要をスッと理解できるよう、分かりやすく解説していきます。
この記事でぜひ”マイニング”の理解を深めていってください!
【本記事の内容】
・マイニングとは?
→ビットコインが成り立つために必須の仕組みです。
→マイニング報酬として新規発行されたビットコインをもらえます。
・マイニングの具体的な方法とは?
→ブロック化した取引情報をチェーン状に繋げることです。
→膨大な計算を行い、答えを見つけることでチェーンが繋がります。
・個人でマイニングすると稼げる?
→今から個人で稼ぐのは非常に難しいです。
・マイニングと半減期との関係は?
→マイニング報酬として新規発行されるビットコインの枚数が半分になります。
マイニングの概要
マイニングとは、ビットコインが成り立つためになくてはならない仕組みです。
「誰が誰といくら取引したのか」「誰がどこに送金したのか」といった情報を承認・記録する作業のことをマイニングを言います。
マイニングを行っている人のことをマイナーと言い、ビットコインシステムの維持になくてはならない存在となっています。
マイナーは世界中に存在しており、24時間365日いつであってもマイニングが途切れることはありません。
2024年7月時点では、取引の承認に成功すると報酬として3.125ビットコインをもらえます。
1ビットコインを1000万円として計算すると、3000万円以上の報酬ということになります。
ちなみに、取引内容を承認することで結果的にビットコインを新規発行しているとも見ることができることから、”発掘”という意味を持つ”マイニング”という呼び名になっています。
マイニングの仕組み
ここまで読んで、このように感じた人もいるかと思います。
マイニングの仕組みを解説するために、まずはブロックチェーン技術について簡単に説明します。
ビットコインの取引記録はブロック(かたまり)としてまとめられ、最初から現在に至るまでの情報がチェーンのようにつなげて記録されています。
「どのビットコインが誰のもとへ、どれほど送られたか」という情報のブロックを、チェーン状に結びつけるという作業をマイナーが行なっているのです。
コンピュータを用いて膨大な計算を行い、ナンス(Nonce)と呼ばれる答えを発見できた人が、ブロックをつなげる権利を得ることができます。
そしてこれは早い者勝ちになっていて、報酬をもらえるのは一番初めに答えを見つけられた人だけとなっています。
個人でのマイニングは稼げるのか?
いたるところで「楽に稼げる」「放置でOK」と言われているマイニングですが、実際のところはどうなのでしょうか。
結論を言ってしまうと、今から個人で稼ぐのは非常に難しいです。
その理由は大きく分けて2つあります。
始める敷居が高い
「誰でも簡単に〜」と謳われがちですが、マイニングは誰でも簡単にできるものではありません。
高性能なコンピュータ、冷却装置、専門的な知識などが必要になるため、始める敷居は非常に高いと言えるでしょう。
さらに一度コンピュータを設計したとしても、複雑な計算式を解き続けるのに多くの電力を要するため継続的な費用もかかります。
そのうえ、報酬を得られるのは一番早く計算した人だけなので、赤字になる可能性も大いにあります。
事業としてマイニングを行なっている企業がある
ビットコインの認知は世界的に広まっているため、個人ではなく企業としてマイニングを行う人が増えてきました。
例えば、アメリカの「マラソン・デジタルホールディングス」という巨大企業は、ビットコインのマイニングを事業として行っています。
個人でマイニングを行い報酬を得ようとすると、このような企業がライバルとなってしまいます。
高性能なコンピュータを大量に連結させて使用しているため、スピードも量も桁違いで、個人では到底太刀打ちできません。
今となっては最初から負けが決まっているようなものなので、素直にビットコインを直接購入した方が安く入手できるでしょう。
マイニングと半減期との関係
半減期とは、マイニングの報酬として新規発行されるビットコインの枚数が半分になることです。
4年に1度の半減期が起こるたびに、マイニングによってマイナーが得られる報酬が半分になっていきます。
さらにビットコインは発行上限が2100万枚と定められており、これを超えて新規発行することはできないようになっています。
これは際限なく新規発行されて市場のビットコイン量が増え、価値が下がることを防ぐために定められています。
発行上限に近づくたび、「半減期」によって新規発行されるビットコインを減らしていき、世の中に存在するビットコインの量が増えすぎないように調節しているのです。
上の画像の青いラインが存在するビットコインの総量、赤いラインがマイニングによってマイナーがもらえる報酬です。
発行上限が設けられていることで、年数が経過してもインフレが起きることはありません。
そしてここが重要なのですが、新規発行される枚数が減ると希少性が増すため、半減期が起きた年と翌年は価格が大幅に上がる傾向があります。
この記事では半減期について分かりやすく解説しているので、もっと詳しく知りたい方はぜひ読んでみてください。
仕組みを知ることで握力が強まる
みなさんがイメージされる通り、ビットコインをはじめとする仮想通貨は価格の変動幅がとても広いです。
そのため、短期的に価格が下がることはよくあるのですが、その時に多くの人が不安になって売ってしまいます。
一方でビットコインの仕組みを学び、将来性を確信している人は、短期的な下落に恐怖せずどっしりと構えていられます。
将来的に価格が上がると確信しているため、下落は買い増しできるチャンスだとすら考えています。
ここがビットコインの仕組みを知っているかどうかの違いだね!
握力が強くなり、損をするリスクを減らせてより多くの利益を得られんるんだ。
下落に耐えきれず売ってしまう人は、高く買って安く売っていることになるので損をしています。
一方で握力が強い人は、売ってしまうことを避けるだけでなく買い増しもできてしまいます。
仕組みを理解することはビットコイン投資と関係がないように見えても、このように間接的に結果に反映されるのです。
多くの人がインターネットは危険なものだと言っている間に世界の覇権を握ったように、これから5年10年もすればビットコインの価値も世界中で認められているでしょう。
AIに関しても、AIという名が出てきてたった数年で世界で騒がれる存在になりました。
逆に言えば、多くの人がビットコインはまだ危険なものだと認識している今だからこそ、参入するチャンスだとも捉えられます。
ぜひ一緒に、まずは少額からでも投資を始めてみましょう!
この記事を読んでビットコインについて興味を持った人は、こちらもぜひ読んでみてください。
ビットコインの基本を初心者の方にも分かりやすく解説しています!
・マイニングとは?
→ビットコインが成り立つために必須の仕組みです。
→マイニング報酬として新規発行されたビットコインをもらえます。
・マイニングの具体的な方法とは?
→ブロック化した取引情報をチェーン状に繋げることです。
→膨大な計算を行い、答えを見つけることでチェーンが繋がります。
・個人でマイニングすると稼げる?
→今から個人で稼ぐのは非常に難しいです。
・マイニングと半減期との関係は?
→マイニング報酬として新規発行されるビットコインの枚数が半分になります。
これでビットコインのマイニングについての解説は以上になります。
ここまで読んでくださりありがとうございました!