- 感情的に投資してしまう原因
- 感情的にならないための対策
- どのような考えで投資すれば良いのか
新NISA制度ができたり仮想通貨が発展するとともに、以前より身近なものになった投資。
投資に興味を持ち、始めてみたいと思っている人も多いことでしょう。
正直、お金を浪費するのでも貯めるのでもなく、投資するという選択肢を持っている時点でとても素晴らしいです。
正しく運用すれば、将来的に大きな資産を築くことができるでしょう。
そんな投資ですが、SNSなどで損をしてしまったという人を見かけるのも事実です。
その人たちに共通する原因として、”感情に振り回されてしまった”ことが挙げられます。
感情に振り回されると冷静な判断ができなくなり、損する確率が非常に高くなってしまいます。
陥ってしまうと危険ですが、理由を把握して対策すれば誰でも避けられる問題です。
この記事ではこれから投資を始めようと思っている人、始めたばかりの人に向けて、”感情的に投資してしまう理由と対策”をお伝えしていきます。
損を避けて安全に投資するために、ぜひ最後まで読んでいってくださいね!
感情的に投資してしまう原因
感情的に投資してしまう原因として、主に以下の4つが挙げられます。
- 投資銘柄の知識がない
- 取引ルールを設定していない
- 余剰資金以上の大金を投資している
- 短期間で稼ごうとしている
投資銘柄の知識がない
感情的にトレードてしまう大きな原因の1つは、投資先のことをよく知らないということです。
投資先の知識がなく、将来性に確信が持てていない状態で投資をしてしまっては、価格が下がった時に正常ではいられなくなります。
このような事態を避けるために、投資する前に”なぜ将来性が期待できるのか”をあらかじめ理解しておかなければなりません。
めんどくさがって「何となく儲かりそうだから」という理由だけで投資してしまうと、暴落した時に狼狽売りして損してしまうことになります。
「なぜこの銘柄に投資しているのか」をはっきりさせておかなければ、長期的に稼ぐことは難しく、結局は自分の首を絞めることになるのです。
ここでビットコインを例に挙げてみましょう。
ビットコインは価格変動幅(ボラティリティ)が高く、感情への影響を受けやすい投資銘柄です。
そのため、儲ける可能性を上げるためには、ビットコインの知識を身につける必要があります。
ビットコインが作られた目的、用いられている技術、安全性、半減期…など、知っておくべきことはたくさんあります。
価格が暴落したとしても焦らず冷静に対処できますし、資金に余裕があれば買い増すこともできます。
一方、何の知識もない状態で投資してしまっては、価格が下がった時に耐えきれず売ってしまう可能性が高くなります。
ビットコインの将来性を確信できていないため、「このまま価値がゼロになってしまうんじゃないか」と怖くなってしまうのです。
下がっているときに安く売ってしまうと大きな利益を出すことはできませんし、場合によっては損をしてしまうでしょう。
感情に振り回されないためにも、投資のパフォーマンスを上げるためにも、投資銘柄の知識を身につけておくことは大切です。
取引ルールを設定していない
感情的に投資してしまう原因の一つとして、取引ルールを定めていないことが挙げられます。
自分なりの取引ルールを設定しておかなければ、一貫性も根拠もない取引を繰り返すこととなり負けてしまいます。
何となくのノリや雰囲気で取引すると上手くいかないことがほとんどですし、仮に勝てたとしてもなぜ勝てたのかが分からないため、勝ち続けることができません。
ルールを定めたとしても、実際にその状況になると「損切りした瞬間に上がるかもしれない」「一気に全て投資した方が稼げる金額が大きいかもしれない」といった可能性を次々と考えてしまい、気持ちがぶれてしまうのです。
こういった”もしかしたら”という可能性を考えがちですが、こういう時こそ自分に打ち勝ち、冷静に判断したいものです。
取引ルール内でのトレードであれば、失敗したとしても改善し、次に生かすことができます。
メンタルや感情は判断に大きな影響を及ぼすため、投資を行う前に必ず取引ルールを設定しておきましょう。
余剰資金以上の大金を投資している
無理のある大金を投資に回している人も、感情的になってしまう典型です。
生活費を投資に充ててしまったり、借金をしてまで投資したりといったことが挙げられます。
生活費まで投資してしまうと、損失が出た場合に家賃やクレジットカードといった支払いに支障が出てしまいます。
借金も同じく、損失が発生すると資金を失い、最悪の場合だと借金だけが残ることになるでしょう。
「失敗したら終わり」というストレスとプレッシャーから冷静な判断ができなくなり、勝てるものも勝てなくなってしまいます。
ですが資産を増やすためには、こういったギャンブルではなく長期的に投資を行うことが重要です。
最低限のライフラインを決め、それを下回らないようにすることは身を守ることにもつながります。
投資は一発逆転を狙うためではなく、着実に資産を増やしていく目的で行いましょう。
短期間で稼ごうとしている
短期間で大きな利益を狙っている人も、感情的なトレードで損しやすいと言えるでしょう。
短期投資は長期投資に比べて、正確にチャートを読み解く分析力や素早い判断力が必要となります。
これらの能力は、投資経験を積むことによってようやく培われるものなので、特に初心者のころは安易に手を出すべきではありません。
また、短期投資は直近の値動きの影響を受けやすいので、”失敗のリスクが高い”ことは常に頭に入れておく必要があります。
直近の相場の動きを正確に予測することは、プロであっても困難です。
初めの段階で失敗して投資資金を失ってしまうと、同じ投資成績でも得られる金額は少なくなってしまいます。
初心者のうちは、投資で儲けることよりも損しないことに注力することが圧倒的に大切です。
こういった理由からも、短期間で大きな利益を狙うのではなく、長期的な投資をオススメします。
感情的にならないための対策
感情的にならないための対策として、主に以下の4つが挙げられます。
- リスクリワードを考える
- 慌ててトレンドを追わない
- 余剰資金内で投資する
- 長期的な運用プランを立てておく
リスクリワードを考える
リスクリワードとは、「リスク=損失」と「リワード=利益」の比率のことを指します。
つまり「どれくらいのリスクを取ったらどれくらいのリターンが得られるか」ということです。
投資で感情的になってしまうのを防ぐには、常にこれを意識することが有効になります。
例として、ビットコインの半減期後を考えてみましょう。
半減期を迎えた後であれば、バブルが期待できる時期のため、どこまで上昇するかは未知数になります。
過去最高値を更新して数倍に跳ね上がる可能性があるので、得られるかもしれないリターンはとても大きなものになると考えられます。
一方で、買った時点から下落していくことがリスクとなります。
購入時点で高値であればあるほどリスクは大きくなりますが、この場合であれば期待できるリターンの幅が大きいため、投資して良いと判断できるでしょう。
このように、「どれほどのリスクでどれほどの利益が狙えるか」という視点を常に持っておけば、感情的なトレードを防ぐことができます。
「いけそうな気がする」「何となく稼げそう」といった理由で投資するのではなく、根拠を持った上で自信を持って投資しましょう。
慌ててトレンドを追わない
トレンドが発生したとしても追わないと決めることで、感情的になるのを防ぐことができます。
上昇下降を問わず、トレンドが発生すると置いていかれるのが怖くなるのは仕方のないことです。
チャートの雰囲気に圧倒されるまま、上昇している時は買いたくなり、下降している時は売りたくなります。
しかし覚えておいていただきたいのが、「今買わないと損する!」という焦りこそ、損をする原因なのです。
すでにお伝えしたリスクリターンに従い、参入することでどれほどのリターンが期待できるかをしっかりと考えるようにしましょう。
投資で稼ぐ鉄則は、”安く買って高く売る”です。
上昇トレンドが発生して高くなってから慌てて買っていたのでは、そもそも参入が遅いと言えます。
逆に下降トレンドが発生し、価格が下がるのに耐えきれずに狼狽売りしてしまっては、鉄則の真逆をしていることになります。
投資で稼ぐ鉄則は、”安く買って高く売る”こと!
慌ててトレンドを追ってしまうのは、投資銘柄に確信を持てていないことが原因です。
将来性に確信を持っていれば、上昇する前に買えているはずですし、価格が落ちたとしても売らずにどっしりと構えていられます。
短期的なトレンドに惑わされず、納得した銘柄に長期的に投資していきましょう。
余剰資金内で投資する
投資で感情的にならないためには、余剰資金内の金額から始めると良いです。
特に初心者のうちは、損してしまう可能性を考慮し、まずは少額の資金から始めて投資に慣れることをオススメします。
「少額投資では儲からないんじゃ?」と考える人もいるかもしれませんが、始めのうちこそ資産を減らさず、投資経験を積むことが大切です。
十分に慣れてきて感情に揺さぶられずに運用できるようになってから、大きな金額を投資するのでも遅くはありません。
それに余剰資金内で投資していれば、損失を被ったとしても被害を最小限に抑えられます。
最悪投資した金額を全て失っても、再起できる範囲で投資すれば、感情に大きく振り回されることはないでしょう。
長期的な運用プランを立てておく
年単位での長期的な運用プランを立てることで、より安定して投資することができます。
「とりあえず稼ぎたい」と無計画のまま投資を始める人がほとんどですが、事前に将来的に得たい金額や時期を明確にしておくことが望ましいです。
“どれほどの期間でいくら利益を出したいか”という目標を定めることで、どのように運用すれば良いかを考えるようになります。
目的地を明確にしてはじめて、そこまでの道のりと達成手段を設定できるのです。
また長期的な運用プランを立てることは、自分の現状を知ることにも繋がります。
“収支や資産はどれほどなのか”、”いくらまで投資できるのか”といった現状をあらかじめ知っておくことで、必要以上にリスクを取ることがなくなり、安全に資金を運用することができます。
適切な資金配分やリスク管理は、感情的に投資してしまわないために重要な要素です。
長期的な運用プランを立て、リスクを最小限に抑えながら投資すれば、精神的負担やストレスを感じることなく資産を増やしていけるでしょう。
最後に:感情を制して長く続けよう
この記事では、投資を行う際に感情的になってしまう原因と対策をお伝えしてきました。
楽しい内容ではなかったと思いますし、説教くさく感じた方もいるかもしれません。
ですが今回お伝えしたことは資産を守り、長期的に利益を得るためにはとても重要な内容です。
投資を行なっていれば、思うような結果を出せなかったりつまづくこともあるでしょう。
そんなときはこの記事の内容を思い出して、該当するものがあれば改善してみてもらえると嬉しいです。
感情を制して改善していけば、将来的にきっと大きく稼ぐことができるはずです。
世界経済は成長していますし、複利という概念もあるため、投資は長く続ければ続けるほど有利になるようにできています。
投資できる金額が少なくても大丈夫です。
時間をかければ必ず大きくなるので、焦らずじっくり続けていきましょう。
投資に興味が湧いた方は、この記事でお伝えした内容を参考に、この機会にぜひ始めてみましょう!
僕は投資の中でも、成長が著しいビットコインに投資することをオススメしています。
今はまだライバルが少なく、多額の先行者利益を得られる可能性が高いため、早めに参入しておきたいところです。